不妊治療の第1歩は、最も妊娠しやすい排卵直前に性交を持つことです。
排卵日を狙うことが大切
卵の寿命は12~14時間です。精子は女性の体内では24~48時間受精能力があります。(実際にはもっと長い精子もいるといわれています)このことから、最終低温日の2日前~体温上昇日の1日目までが妊娠する可能性があるということになります。もちろん排卵日が1番理想的です。排卵日を知るには基礎体温表をつけるのが1番です。低温相の最後の日が排卵日です。周期の一定している人や、陥落日といって排卵日にぐっと体温が下がる人は予想しやすいです。
排卵日の5日ほど前までは、頚管粘液は少量で、白濁した粘液ですが、排卵日の数日前から、頚管粘液の量が増えます。頚管粘液の質は水様性となり透明となります。実際に、頚管粘液を指先にとって親指と人差し指でつまみ、この指をゆっくり離すと、頚管粘液は糸を引いて4~15cmくらい伸びます。この状態が約3日間続きます。最後の日に頚管粘液量が最も多くなり、この日をピーク・デイと呼んでいます。排卵はピーク・デイかその翌日に起こります。
月経と月経の中頃に下腹部に痛みを感じる人もいます。これを排卵痛(中間痛)といいます。強く感じる人は6~7%ですが、弱い痛みを感じる人を含めると約40%の女性が排卵痛を感じているといいます。排卵痛があると24時間以内に、排卵が起こるとされています。
排卵日検査薬は尿をかけるだけの簡単検査で排卵日が簡単に予測できます。排卵日が近いとLHホルモンが多くなるので、それを調べる検査薬です。LHがピークになり、1日ほどで排卵します。
精子は、1回放出すると満タンになるまで3~4日間かかるといわれています。正常な男性では、精液1ml中に4,000万匹以上の精子がいますが、1,000万匹をきると妊娠は難しいといわれています。予定排卵日が決まったら、4日間以上禁欲して精子を十分に蓄えた上で、排卵日の前日から基礎体温が上昇するまで隔日または毎日性交します。
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