女性を取り巻く環境は、時代の流れとともに大きく変化しています。
女性の社会進出に伴う様々なストレスの増加や妊娠・出産の高齢化など、からだに及ぼす影響も多様化しております。
私たちは、このような変化に伴う女性の心とからだをサポートするため、医師と医療スタッフが一丸となり、皆さまが安心してご利用いただける良質な医療の提供を目指しております。
当院は41年にわたり地域の皆さまに支えられてきました。2014年5月には、より一層の医療、設備の充実を図るため施設をリニューアルいたしました。また、2015年10月からは新たな院名、札幌白石産科婦人科病院としてスタートしています。今後も地域の皆さまの健康を支え、親しまれ、信頼されるパートナーであり続けるため、日々努力してまいります。
当院は昭和55年(1980)10月に開設した産科周産期、婦人科を専門とした病院です。具体的には次のような特徴をもっております。
1)産科
開院以来3万人近くの方が当院で分娩されており、‘ここで誕生しここで出産する’、という方も多くいらっしゃいます。外来では4D超音波装置での診察も可能で、楽しく健診を受けていただけます。分娩の背景には多くのリスクがありますが、そのなかでできるだけ「安全で不安なくお産ができる」よう心がけております。
2) 婦人科
がん検診、ブライダルチェック、更年期、月経の悩み、良性腫瘍の診断・治療など一般的な婦人科診療を幅広く行なっております。なかでも腹腔鏡や子宮鏡による「内視鏡手術」や「子宮内膜症の治療」を得意としており、年間300件程度の手術を行なっております。当院では数多くの内視鏡手術経験をもちその技術を認定されている医師が執刀する体制をとっており、質の高い手術を提供することが可能です。
3)生殖医療
妊娠に向けて検査、カウンセリング、一般不妊治療から高度生殖医療まで幅広く行っており、お一人で悩みがちな「妊活」を全力でサポートいたします。手術が必要になる方も当院で内視鏡的機能温存治療を行うことができるためご安心いただけます。
4)学会活動
国内・国際学会に積極的に参加し、多くの演題発表・講演をしております。
5)施設認定
札幌医科大学専門研修連携施設、日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設として認定を受けており、教育的環境も整っております。
以上のように、女性特有のさまざまなニーズに最先端の医療をもって対応できるよう、他の医療機関とも連携しながら努力し、高い評価を受けております。 今後も周辺地域はもちろんのこと広く信頼される病院であり続け、医療を通して女性の一生をサポートすることが「札幌白石産科婦人科病院」の責務と考え、職員一同真摯に取り組んで参りたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
札幌白石産科婦人科病院は、30年を超える長きにわたり、 白石区および近郊にお住まいの皆さまから地域の産婦人科として選んでいただいてきました。 2013年に病院をリニューアル、2015年より腹腔鏡手術に力を入れてからは、道内各地、道外からも多数の妊産婦さん、婦人科疾患をおかかえの方をお迎えしています。
いま時代の流れとともに、女性を取り巻く環境や社会的な役割は変化し、家族のかたちや生き方もより多様となってきています。 私たちは女性として様々なライフステージにある方たちひとりひとりの背景・価値観を理解し、女性・母子の看護専門職として、その人にとって今ベストな選択ができるようサポートしていきます。
また出産で来られる方、手術を受けられる方、不妊治療・婦人科疾患で通院されている方たち、それぞれの思いや気持ちに寄り添い、皆様が安心して医療を受けられるよう確かな技術と丁寧な説明と、優しさを添えたケアを提供出来るよう努めていきます。